「すきま時間」定義の共有ができたところで、時間を有効に使うための具体策に移りましょう。
一言で表すと
「引き算の足し算」
です。
(1)仕事時間や(2)生活時間にいる間から、
「次のすきま時間は、いつ取ることができるだろう」
と考えてください。
いざ(3)すきま時間に入ったと思ったら、まず時計を見ます。
そして、すきま時間の終わる時間を見極めます。つまり、次の仕事時間や生活時間の開始時刻を把握するのです。そこから現在時刻を照らし合わせ、引き算を行う。こうして、実際のすきま時間を認識する。
さらに
「●●分のすきま時間ができた。やった、ついてる」
と声に出して言ってみてください。
短い時間を有効に使う、前向きな気構えが生まれます。
ここで「5分や10分のすきま時間では、たいしたことはできない」と言う人に会ったこともあります。
仮に勉強を始めても、中途半端に終わらなければならないことも多いでしょう。
それが狙い目です。
我ながら僕は几帳面なほうなので、キリのよくないときに本を閉じるとイライラします。
てことは「また続きをやりたい」「やらないとおさまりが悪い」という感情が生まれます。すると、次のすきま時間も有効活用できる流れができるのです。
話は変わりますが、東京・銀座や大阪・北新地のママさんは、なじみのお客さんがツケを全額返済に来ることを意外と恐れるのだそうです。
むしろ、少しツケが残っているくらいの状況が好まれます。
いっぺんに払われると
「ウチの店とはこのまま縁を切りたいのかしら」
と不安になるのだそうです。
ですから僕はこの勉強法を
「新地のママさんツケ払い学習法」
と名付けております。
ア、これは覚えてくれなくて結構です(笑)。